2008年5月2日金曜日

汚染される水~水道に医薬成分1

水道に微量医薬成分



水道水が汚染されていることは、よくニュースになっている。

この話も、また汚染された水の話であるが、

今までの話とは少し違う。



ニュース内容としてはこうだ、

「病院などで処方された薬を飲むが、

それが全て体に吸収される訳ではない、

体内に吸収されなかった医薬品成分が、

尿や便などにより体外に排出され、

下水道で処理される。



しかし、この医薬品成分が、

上下水道での処理が充分部に除去されず、

再び水道水を通じ、再び体内に取り込まれている可能性がある。



このことについて、厚生労働省などが実態調査に乗り出している。



厚生労働省の発表では、水道水への混入は微量で、

健康への影響もないとされるが、

米国では水道水に抗生物質や精神安定剤などの医薬品成分が、

検出され問題になっている。



実際のところ、約2800種にのぼる医薬品には、

分析方法が確立されていないものも多く、

実態解明が充分になされにくく、今後の対応に自治体が問われる。

とのことである。



水循環の話は、以前にさせてもらったが、

服用し排出された薬の成分が、

水道水に混じり問題になったいるとは、夢にも思わなかった。

次回は、この問題を取り組んでいる大阪市の体制の話をしたいと思う。

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